美容外科の選び方３

憧れの女優のようになれるか？

あの女優の目のようになりたい、あのモデルの鼻のようになりたい、など女性なら誰しも思ったことがあるでしょう。

美容外科でどんな感じにするかを相談する場合、憧れの女優の写真を持ち込んで「こんな感じにしたい」と医師に相談することはできますが、実際には美容手術で他人と同じパーツの形にするのは、ほぼ無理です。

「ビューティーコロシアム」などの美容整形を前面に押し出したテレビ番組では、手術前と手術後でまるで別人のように美しく生まれ変わっている人たちが多数登場していますが、あれに惑わされてはいけません。

美しくなった要因に美容整形手術もありますが、テレビ番組なのでメイクアップやカメラマンもプロが行っています。
美に関するプロ中のプロがきれいに見せようとしているので、全くの別人のようにきれいに見えているわけです。

実際に美容整形だけであれほど美しく変身させることはできません。
顔の骨から整形してしまえば別ですが、そのためにはたくさんのお金と時間がかかってしまいます。

最近は美容整形の手術はたいへん高度になっているため、美容整形手術を見破ることは難しくなっています。
特に二重まぶたなどの簡単な手術は、実際に手術を担当した医師でも見分けることができないこともあるそうです。

一昔前であれば、芸能人やタレントの美容整形はテレビを見ていても見分けることは可能でした。
極端な例ですが、俳優の宍戸錠さんは役作りのために頬にシリコンを入れる豊頬手術を受けていて、2001年に摘出手術を行ったのは芸能ニュースでも話題になりました。

他にも、テレビに映る仕事をしている人たちの中には、自分を美しく見せるために様々な美容医療を受けている可能性があります。

ただし、医師は患者に関する情報は口外してはいけない、と法律で定められているため、芸能人本人が認めるまでは本当のことは分かりません。

美容外科はテレビや雑誌などでたくさんの広告を出しているし、きれいで高級なイメージもあるため、かなり儲かっていると思う方が多いと思いますが、患者のためを思って丁寧に対応している医師やクリニックであればあるほど、それほど儲かっているとは言えないそうです。

高額な医療費を請求しているクリニックは儲かっているかもしれませんが、患者が増えれば増えるほど忙しくなるし、トラブルやミスも増えてしまうためかなりの覚悟が必要です。

また、話は変わりますが、占い師の中でもニセモノは高額な鑑定料を請求したり、「お祓いをしないとお先真っ暗」などと脅したりすることもあるそうです。